平成22年度日本トップリーグ連携機構 GM研修会報告

2010年 8月 10日

カテゴリ: 地域スポーツプロジェクト

 7月30日(金)~8月1日(日)の3日間、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)においてGM研修会に参加しました。
 この研修会は、チームの強化・競技の普及振興を図り、企業スポーツ及びクラブ型スポーツチームの活性化に重要なマネジメント機能強化を図るために重要な役割を 果たす、各リーグのGM(ゼネラルマネジャー)、マネジメント担当者、各リーグ運営者などを対象にしたものです。
 全国のチームやクラブから集まった参加者35名は、3日間に渡り、講義やグループワーク、情報交換や交流を通じて、課題を共有し解決策を研究・討議しました。

▼第1日目
 最初の講義ではチームマネジメント総論についてや、マネジメントの重要性についてなどの講義から始まりました。法務に関する基礎知識として、肖像権と商標権、 選手契約についての講義が行われました。また肖像権に関する講義では、サッカーのJリーグの規約を具体的に紹介をされ、参考になりました。
 初日最後ではチームマネジメントの事例発表が行われました。岡山湯郷Belle(サッカー)、ジュブリーレ鹿児島(サッカー)、三重バイオレットアイリス(ハンドボー ル)が、各クラブで展開している事例を紹介し、参加者で共有する機会となりました。
 終了後は夕食懇親会があり、競技の枠を超え意見交換が出来ました。

▼第2日目
 2日目の講義はマネジメント演習(2),(3)の講義があり、そこからグループに分かれ演習課題をグループ単位で研究・討議が行われました。
 マネジメント演習(2)では、「マーケティング・スポンサーというテーマ」でスポーツという実態のないモノを売る仕組みとして「何」を売るのか?という視点に立 ち、他分野の事例のお話がありました。
 続いて「地域連携事業というテーマ」でスポーツ振興基本計画に基づいて推進されている総合型地域スポーツクラブ、広域スポーツセンターの取り組みについて紹介 がありました。
 マネジメント演習(3)では、チケット販売・後援会について、チケット販売の現状や方法、チケット流通会社への委託方法など、チケット販売に関する仕組みなどの 具体的な紹介がありました。

▼第3日目
 最終日では各グループからの発表があり、それに対して質疑応答がありました。イメージだけではなく、事実や実際の数値データに基づいたマーケティング戦略を立 て、マネジメントしてくことが重要であることが参加者に伝えられました。