コーチングセミナー2010 運営会議開催

2010年 5月 18日

 5月17日(月)18:30から、フラーテルコーチングセミナー2010の運営会議を開催いたしました。昨年までは、単発の形でシリーズものではありませんでしたが、今年はいよいよ定期開催にチャレンジします。運営会議では、方針や予定、カテゴリーとテーマ、依頼する講師の候補者など、やるからには充実したものにしようと白熱した議論が展開されました。きっと素晴らしいものになると思います。ご期待下さい。

【指導者派遣事業】

2010年 5月 12日

 トップチーム編成事業を除くと、愛知スポーツ倶楽部が一番推進していきたい事業がこの指導者派遣事業です。表示灯ホッケーチーム時代を含めると、すでに25年間、日本有数の強豪チームがこの愛知県に、名古屋市にありながら、この強さを普及に行かせていなかったという反省から、現在では一つずつこの地域に根を張る活動を行っております。ホッケーのトップ選手として活躍できる年齢はせいぜい32〜33歳ころまで。毎年必ず選手を補強しているフラーテルは、それだけ毎年勇退選手が出ているということになります。この勇退した選手たちを活用しない手はありません。また、勇退した選手たち自身も、ホッケーから全く関係の無い生活を送ることも違和感が残っていると思います。ということは、トップレベルを経験した選手たちがこの地域にはたくさんいるということなのです。
 さて、今日ご紹介するのは、名古屋工業高校に派遣している、境吉久氏です。境氏は昭和42年生まれの43歳。奈良県の出身で名門天理高校でホッケーを始め、京都の同志社大学に進学しインカレや関西学生リーグ等で活躍。卒業後もホッケーに関わりたいと考えていた境氏は、表示灯の門を叩かれました。そのころは、表示灯ホッケーチームも全日本選手権を制覇し始めたころで、国内3冠といわれる偉業を達成したころでした。その後3年間、表示灯ホッケーチームの一員としてチームを支えてこられたわけです。現在、名古屋工業高校を指導していますが、その様子を見ると非常に厳しい。しかし、選手と一緒になってグランドに出て、的確に指示を出しながら高校生をリードしています。彼の指導は、基本に忠実に正確性を重んじ、隙を見せない。従って指導内容は、基本練習が非常に多いです。また、その場での判断が必要なホッケー競技ですから、高校生が行ったプレーについて、なぜそうしたのかという問いかけをしながら、コミュニケーションを図るやり方です。たまに見せる笑顔で高校生もほっとしますが、普段から厳しさが前面に出ています。名古屋工業高校の生徒さんにとっては、ホッケーそのものの技術を教えてもらえるわけですから、厳しい練習でも皆必死になってついて行っているようです。

▼写真は指導中の境氏
指導者派遣2010

【コラム】「ボールであそぼう」 第5回 ドイツとオーストラリアの取り組み

2010年 5月 9日

日本トップリーグ連携機構「ボールであそぼう」連載(全8回)


5.ドイツとオーストラリアの取り組み

〔諸外国の子どものスポーツ環境〕


  
 諸外国の子どものスポーツについては、体育学会の中で、大きなシンポジウムが開かれました。また、文部科学省や日本体育協会のスポーツ科学研究室を中心に視察調査を行っています。
 アメリカは、2009年7月に子どものスポーツに対して推奨し始めました。小学生以下の全国大会・ブロック大会の全面禁止し、それぞれの地域にあったローカルルールの推奨することによって、競争を重視した全国大会はなくなりました。
 中学生、高校生になってから競技スポーツをやるのはよいですが、小学生以下の段階では、発育発達の点で見合わないということが明確に示され、14州がその制度を取り入れています。
 また、日本のスポーツ少年団のような、子どものスポーツを提供するクラブは、3種目以上のスポーツを揃えたクラブ作りをしようと推奨しています。
 日本でも、諸外国に習おうと、イギリスの少年スポーツに詳しい先生を呼んで話を聞いたり、日体協のスポーツ科学研究所が中心になって、6人編成の調査団を派遣したりしています。イギリスでは、クラブの名称としてはサッカークラブやバスケットボールクラブと呼んでいても、多種目の運動やスポーツを提唱していて、トレーニングや練習に比重をおかないで、スポーツを楽しむことを小学生以下には伝えています。つまり、技術練習よりも、定期的な運動遊び、スポーツ実施を通じて、結果的に子どもたちがスポーツを好きになるように考えられています。
 海外の子どものスポーツに対する取り組みと日本の子どものスポーツの現状を考えると、今後のひとつの方向性として、子どもが楽しく面白くのめり込むようなスポーツを提供することが大切になってきます。
 小学校の高学年から中学生、高校生と学年が上がるごとに、それぞれの競技性が高まっていくことは重要です。しかし、幼児や小学校低学年といった幼少年期には、子どもたちがより楽しく複数のスポーツを体験できる機会が必要です。
 子どもの時に運動嫌いになってしまうと、大人になってからもスポーツから離れる可能性があります。スポーツが得意な子どもだけでなく、低体力や低運動能力の子どもが楽しく遊べるスポーツの場や仕組みの提供も考えていく必要があります。

〔ドイツの取り組み〕




 ドイツには、スポーツユーゲントという団体があります。これは、日本のスポーツ少年団が発足する際に1つのモデルとした団体です。競技種目にはこだわらず、いろいろなスポーツに取り組んでいます。
 写真は、幼稚園内の遊戯室です。子どもたちが楽しそうに遊んでいますが、子どもの運動能力が高いことに驚きました。子どもたちは、高いところから1回転して降りたり、平均台を後ろ向きに歩いたりしています。この動きは、誰かが教えているわけではなく、年長から年中さんへ、年少さんへと少しずつ伝承されています。子どもたちは、自由に遊びの中で、子どもたち同志で、競い合いながらいろいろな動きを覚えていきます。
 写真の中にいる大人は、ボランティアとして活動するプレイリーダーです。プレイリーダーの役割は、何かを指導するわけではなくて、子どもたちに付き添って安全管理や一緒に遊ぶことです。ドイツには徴兵制がありますので、徴兵の代わりに、このようなボランティアを選択する若者もいます。

〔オーストラリアの取り組み〕





 オーストラリアでは、3年前から国を挙げて大規模な子どもの運動・スポーツに対する取り組みを始めました。AASC(Australia After School Community)という取り組みで、政府がすべて資金を出しています。放課後の子どもたちを対象に、コミュニティを大事にしながら提供される運動プログラムです。週に2~3回、主に運動が嫌い、得意でない、低体力、低運動能力といった子どもたちを中心にプログラムが提供されています。
 キャンベラにある小学校の先生は、プレイデリバラー(=遊びの配達人)といわれています。コーディネーターは体育指導委員のような方で、週に1回、翌週、翌々週の運動プログラム提供を考えるミーティングを2時間くらい開催しています。子どもの実態に合わせながら、独自に運動プログラムを検討し、キットや遊戯も作られています。


(日本トップリーグ連携機構提供)

【コラム】「ボールであそぼう」 第4回 諸外国と日本との国際比較

2010年 4月 29日

日本トップリーグ連携機構「ボールであそぼう」連載(全8回)


4.諸外国と日本との国際比較

〔活動的な身体活動の国際比較〕


 ユネスコがバックアップして実施した調査があります。これは、スポーツ、健康、レクリエーションに関する調査で、日本では笹川スポーツ財団が調査をしました。この表は、世界各国の子ども(11歳を対象)の活動的な身体活動に対する国際比較です。「活動的な身体活動」の定義は「1回30分以上、心拍数(脈拍)が120拍以上」というのを一つの基準にしています。週2回というのは、学校から帰った後、月曜日から金曜日までの平日に、週2回以上やっている子という意味です。
 週2回以上スポーツを実施しているかどうかといった質問に対して、オーストリアは男子89%、女子83%です。全体で、20ヵ国で比較した中で、日本は男子37%、女子27%となっています。日本は、この調査を行った国々の中で最下位となり深刻な状況です。
 これは5年前くらいのデータですが、一位がオーストリア、二位がドイツ、三位はアメリカ、四位はフランスです。この調査は、適当な調査ではなくて、大都市、中都市、小都市、都心、都会、郊外、農村、漁村といった、あらゆる子どもたちを網羅できるようにデータを取っています。
 日本では、北海道から沖縄まで、様々な都市でデータを取って、日本の平均的なデータを取っています。日本の子どもたちは、男の子が37%、女の子が27%。他の国からみると、圧倒的に少ない値になっています。このグラフでは、フランスの隣に日本のグラフが載っていますが、フランスと日本の間にいくつかの国が入ります。日本は、世界で最も運動をしていない小学校高学年がいる国ということになります。

〔日本における運動習慣の調査〕

 今、話題の事業仕分けでは、文部科学省の事業も削減の方向になっているものがあります。「全国体力・運動能力、運動習慣等の調査」です。これは、平成20年から始めているものです。
 体力テストは、第1回目で紹介した体力テストに加えて体力調査(運動習慣、生活習慣の調査)を実施しています。対象は、小学校5年生と中学校2年生で、約210万人の子どもたちのデータが集めています。全データを取った子どもたちに対しては、どんなふうに運動をしているかなど細かなデータを含め、一人一人にすべてのデータをフィードバックしています。
 この2年間の調査の結果からわかったことは、今の小学校5年生の男の子の25%、女の子の30%は学校から帰ったあと、それから土日を含めて全く運動をしていないということです。少年団もクラブもスイミングも何もやっていませんし、子ども同士で遊ぶこともなく、全く体を動かしていないという子どもが25%~30%います。
 中学校になると、もっと割合が増えることもわかりました。中学校2年生の女子においては、放課後、土日を含めて6割は運動をしない危機的な状況です。学校の女の子は男の子に比べてスポーツを行うのに選択する種目が少ないという議論もありますが、日本の子どもたちは、今、運動をしている子どもが少なくなっています。

(日本トップリーグ連携機構提供)

フラーテル・カップ2010 実行委員会開催

2010年 4月 26日

 4月25日(日)17:00から、名古屋市中区において「フラーテル・カップ2010」の実行委員会が開催されました。2009年度実行委員長が進行して頂き、昨シーズンを振り返って各リーグ担当者から報告と今後の改善案が提案されました。そして、2010年度の運営方針、実行委員・組織体制・運営規程・参加費等が検討され、最後に各リーグに分かれてそれぞれの運営方法、開催予定等の打ち合わせを行いました。終わったのは21:30過ぎ。実行委員の皆さん、大変お疲れ様でした。皆さんで今シーズンも盛り上げていきましょう!

▼フラーテル・カップ2010 実行委員会の様子
フラーテル・カップ2010実行委員会

【ホッケースクール2010】

2010年 4月 21日

 今年もフラーテルホッケースクール(ホッケー教室)を実施中であります。いわゆる、女子の選手でこれまで経験してきた方に特化しているスクールと、誰でも参加できる「初心者」向けのものとがあります。今日は、「女子経験者」中心のスクールをご紹介いたします。すでに、三年目を迎えたスクールですが、徐々に、本当に徐々にではありますが、メンバーが増加傾向、右肩上がりになっています。
 ただ、このチームの悩みは(愛知県内のチーム全体に言えることですが)、練習会場の確保です。メインは西区にある庄内緑地公園となりますが、ここが借りれないときなどは、名古屋国際中学さんに出向いたり、各総合型地域スポーツクラブのジュニアチームと一緒にやれせていただいたり、はたまた、岐阜県や滋賀県などへ人工芝を求めで出向いたりしている状況です。従って、皆さん非常に機動力があり、あまり距離を気にせずスクールに打ち込むことが可能です。基本的には、地元の向陽高校、名古屋商業高校、春日井商業高校、中京大学、山梨学院大学、天理大学などを卒業されたあと、活動の場を求めてこのスクールにやってきています。本当に皆さんホッケーが大好きです。
 このスクールを主として担当しているコーチが吉崎弘樹氏。1992年に表示灯ホッケーチームに参加し、2001年まで活躍されました。また、元日本代表選手でオリンピックにチャレンジした一人です。現在も現役選手として、ブラスティという男子のホッケーチームの一員として、全日本選手権大会、全日本社会人選手権大会などに毎年出場されています。非常に教え方がわかりやすく、参加者からも評判いいです。特に面倒見のいいところが特徴ですね。もう一人のコーチが東谷博史氏。1999年に表示灯チームに参加し、2002年までトップチームで参加されました。ちょうど日本リーグがスタートしたとしに勇退しましたが、初めての4冠を達成したメンバーの一人です。努力の人で、何度も何度も基本に戻り、自分のスタイルを確立してきました。いつもえがをで皆を和ませ、時には笑いを取ったりしながら、参加者とコミュニケーションを図っています。

▼ホッケースクール2010 指導中の吉崎氏
ホッケースクール2010風景1

ホッケースクール2010風景2

【コラム】「ボールであそぼう」 第3回 運動実施状況の二極化と二局化

2010年 4月 15日

日本トップリーグ連携機構「ボールであそぼう」連載(全8回)


3.運動実施状況の二極化と二局化

〔幼少児の運動実施状況の二極化と二局化〕

 


 1980年代半ばから日本における、6歳から19歳のすべての年齢で、子どもたちの体力や運動能力の平均値が下がりました。体力・運動能力に最も関与する要因というのは運動実施状況です。子どもたちの運動実施状況は、活動的な子どもと非活動的な子どもの二極化が進み、基本動作の習得や身体活動量の差(幅)が広がっていることが考えられます。
 私たちは、他にも問題と感じていることがあります。それは、活動的で運動している子ども、スポーツをやっている子どもたちは本当に大丈夫なのか?という点です。その理由は、多くの幼稚園、保育園、小学校に通う子どもたちが、一種目のスポーツに偏っているように感じるからです。3歳、4歳の頃から、ある特定のスポーツだけしかやっていない場合、運動量は確保できますが、その特定のスポーツに含まれている動きしか身についていないことが考えられます。
 いろんな遊びやスポーツを経験して、小学校高学年や中学生頃からスポーツを選択していくことが、子どもの発育発達段階には合っています。




 皆さんが子どもの頃、学校から帰った後、友達と遊ぶときに、どんな遊びをしたでしょうか。年代によっても異なると思いますが、男の子だったら、三角ベースや野球、鬼ごっこ、メンコで遊んでいたと思います。女の子も、なわとびや鬼ごっこ、かくれんぼなどをして遊んでいたでしょう。子どもたちの昔の遊びの中には、遊びが変わることによって、いろんな動きが自然と身につけられるというシステムができていました。これは、誰かが考えたのではなくて、自然に子どもたちの遊んだ結果として、いろんな動きが身についていました。
 そして、三角ベースといった、いわゆる子どもながらのスポーツを真似した、スポーツもどきの遊びをいっぱいやっていました。サッカーも、11人が集まって、練習やトレーニングをするのではなくて、草原で、何かをゴールに見立てて、サッカーの遊びをしていました。集まった人数や場所に合わせて、子どもたちで工夫して遊ぶことを繰り返していました。
 理想論を言うと、この複数の運動遊びやスポーツをすることが、特に幼少年期の頃には大切です。実は、運動をしている子どもの中にも問題があって、運動量は確保できても、動きが身についていない、というもう一つの「二局化」についても大人は注意する必要があります。

〔運動量の減少〕

 昭和40年代、50年代の小学生の歩数を調査したデータが残っています。このデータをみると、昭和40年代、50年代の小学生の一日の平均歩数は、都会も地方も同様に、20,000歩から23,000歩くらいありました。ところが、10年くらい前から、小学生の歩数の平均値を出してみると、平均10,000歩から13,000歩くらいになっています。これは、昭和40年代、50年代の子どもたちから比べると、今の子どもたちは、半分の運動量しかないことになります。
 小学生が10,000歩くらい歩けば十分ではないかと思うかもしれませんが、子どもたちは大人と比べると、半分くらいの歩幅しかないので、運動量としては、大人の5,000歩程度と考えてください。昔の子どもは20,000歩ということは、大人の10,000歩に相当しますので、健康によいといわれる運動量がありました。
 今の子どもたちは、非活動的な子どもが増え、歩数も減り、運動量も減って、活動量は減少し、動作も身についてこないということがわかってきました。子どもの体力低下、運動量の低下は、体力テストなどの数値だけではなくて、動き、あるいは運動量が関係しています。

(日本トップリーグ連携機構提供)

トライアスロン教室が始まりました。

2010年 4月 14日

 桜咲く名城公園にて、トライアスロンスクールスタートです。当スクールは毎週土曜日行います。これからよろしくお願いします。
スクールの内容は、小中学生が中心となりますので、神経と筋肉の協調性が高まるような練習を取り入れながら、持久力のアップも最終的には行って行きたいと思います。
トライアスロンは、(走る・自転車をこぐ・泳ぐ)の3種類の競技が一度に行えるとても楽しい競技です。 
ここでは、3種類の種目をすべてこなせるような身体づくりをしていきたいと思っています。そのためにいろいろなことにチャレンジしていく予定です。 山登り、フィールドアスレティック、スケート、フライングディスクなんていうのもとりいれていこうと思っています。
遊び感覚で、はじめてください。皆様の参加、お待ちしています。


▼トライアスロンスクール「4月3日の練習風景」

まずは自己紹介。モリゾー先生お願いします。

二人一組でのウォーミングアップ。足を踏まないように!!

次はラダーを使って・・・

今日は、フライングディスクを使ったトレーニング。持ち方、投げ方を教えてもらいます。

今度は、走り方のチェック。腕の振り方、足の動かし方などなど。

この後、公園の周りを3周_3回 2週_1回 1周_1回(ペース早め)と行いクールダウン(整理体操)へと進み 練習はフィニッシュです。お疲れ様でした。

とまあ、こんな具合で今日の練習はおしまいです。バイク練習、スイムの練習がないのでは・・・
バイク練習は、中区錦から公園までの往復を自転車で、スイムは今日は各自スイミングスクールへ。
型にとらわれず、楽しく続けて行きたいと思います。

【コラム】「ボールであそぼう」 第2回 子どもの生活習慣病

2010年 4月 4日

日本トップリーグ連携機構「ボールであそぼう」連載(全8回)


2.子どもの生活習慣病

〔生活習慣病の増加〕




 生活習慣病は、肥満と合わせて問題になっています。最近では、肥満の子どもが、糖尿病や高血圧症、高脂血症、腎疾患といった生活習慣病になっているという報告があります。生活習慣病は、もともとは成人病という名前のとおり、大人がかかる病気でした。
 今から17~18年前、子どもの体力低下が始まった頃から、糖尿病や高血圧症の子どもが出てきました。実際、日本の小学校低学年の中には、糖尿病でインシュリンを打っている子どもが数百名います。子どもが成人病になってしまったので、当時の厚生省は「一時小児成人病」と名前をつけました。「子ども大人病気」とは名前はおかしな感じがします。その名前からは、病気の特徴がつかめないので、病気の原因を考えて、「生活習慣病」になりました。
 日本は、他の国と比べると、子どもの頃から高血圧症、高脂血症になる人は少ないと言われています。将来的には、小学生が中学生、高校生、あるいは大人になったときに、同じような病気になる可能性があります。

〔子どもたちの体温異常〕

 最近では、アレルギーや体温異常の子どもも増えています。体温異常にはいくつかの例があります。
 熱中症になる子どもの中には、汗が出ない子どもがいます。汗をかくためには、一歳半から三歳半くらいまでの間に、暑い経験と寒い経験を繰り返して、汗をかく能力が身につきます。しかし、今の子どもの生活状況を見ると、暑くなるとすぐにクーラーがつきますし、寒くなると床暖房が入って、ファンヒーターが入ります。その結果、自分で体温を調節する機能が必要なくなり、もともと持っていた汗腺という機能を発揮できず、発汗がうまくできない子どもが出てきています。
 低体温というものもあります。普通、人間の体温は、特に病気をしなければ、36.5度前後と言われていますが、一日の大半を36度、上がっても36.2度くらいという低体温の子どもがいます。現在、5歳児から8歳児くらいの子どもを調べてみると、5人に一人は低体温を示す結果が出ています。
 もう一つは高体温です。常に37度台くらいで過ごしている子どもがいます。普通、体温は、熱っぽいと感じたときや病気をしたときとかにしか測らないのですが、朝と昼と夜に2週間あるいは1ヶ月くらい測る実験を行った結果、高体温になる子どもがいました。

 変動異常の子どももいます。朝起きたとき、人間の体温は低く、顔を洗ったり、シャワーを浴びたり、歯を磨いたり、ご飯を食べたりといった、体を動かす中で、体温が上がっていきます。一日の中で一番体温が上がるのは、日中の11時から14時くらいです。そこから活動が低下するにつれて、徐々に体温も下がっていきます。この体温の変動幅は通常大人も子どもも同じで0.2度から0.4度と言われています。この幅が極端に広い場合を変動異常といいます。
 変動異常の子どもは、一日のうちに1度くらいの幅をもって体温変動をしています。あるいは、0.1度未満でほとんど変動しない、全く体温が変動しない子どもがいます。

〔ウイルスに弱くなっている〕

 近年、新型インフルエンザが流行りました。大学でも流行して、スポーツの大会が中止になったり、教育実習が中止になったりといった影響がありました。普通、幼少年期の子どもたちは、体が成長するにつれて免疫力は高いと考えられています。しかし、日本では、新型インフルエンザにかかる人口の6~7割が子どもでした。他の国では、3~4割に抑えられています。
 本来ならば、ウイルスが体の中に入っても発病しないというのが子どもの特徴です。しかし、日本の子どもは、体が非常に弱くなってしまっています。国際大会に出場する選手の中でも、日本の子どもたちだけが病気にかかってしまう状況も実際にはあるようです。



 子どもたちの生活の中ではケガが多かったり、病気をしていたり、いろんな防衛的な反応がすでに侵されてしまっています。体力低下を解決するためには、単に各体力テストの数値を上げることではなくて、子どもたちの生活全般から考える必要があります。

(日本トップリーグ連携機構提供)

ホッケースクール2010 運営会議開催

2010年 4月 3日

 さる4月2日(金)19:00より、名古屋市中区で今年度のホッケースクールについて運営会議を行いました。例年通り、女子の経験者を中心としたスクールと、初心者を中心としたスクールすることになります。できれば、それぞれがチームを組める人数を揃えて、県内、県外等さまざまな試合に参加させていこうという方向性となっており、メンバーの募集が一つの重要な課題になっています。また、コーチの派遣についても、人材の確保と指導資格取得を進めることで合意しました。